プロフィール
| 生まれ |
1965年 |
| 子供の頃の夢 |
和服屋さん |
| クラブ活動(中学校) |
ブラスバンド部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
歯科医師を助け、虫歯を予防する |
| 自己紹介 |
日常生活はこだわりもなく平凡だけど、疑問に感じたことはとことん調べて答えを知りたい。休日は、たまった家事とお昼寝。子どものサッカーの応援にも行ったりします。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年07月01日)時点のものです
仕事人記事

歯科衛生士の仕事は、大きく分けて3つあります。1つ目は「歯科診療補助」で歯科医師の手伝いをする仕事です。2つ目は「予防処置」。虫歯予防のためにフッ素を塗ったり、歯石を取ったりします。3つ目は「歯科保健指導」。みなさんも受けたことがあると思いますが、歯みがきの仕方の指導や、食事や生活習慣についての指導をする仕事です。昔は「歯科診療補助」が歯科衛生士の主な仕事だったのですが、最近はチーム医療を行うところがほとんどになってきたので歯科衛生士の役割がとても重要になってきました。例えば、この十数年の間にとても伸びてきている歯周治療の分野でも、歯科衛生士が担当するところがたくさんあります。プラークコントロール(=ハミガキ)をしたり、食生活や生活習慣の見直しをしたり、歯石を取ることは歯科衛生士の担当です。治療が終了すればそれで終わりではなくて、治療が終わった後のメンテナンスも私たちの大切な仕事です。患者さんにとって私たち歯科衛生士は、口の中の健康を維持するためのパートナーのような存在なんですよ。

毎日の仕事は、診療室内・廊下・待合室などの掃除と診療の準備から始めます。歯科医院が開院して診療が始まると、治療を中心に仕事を行ないますが、治療の合間で器具の洗浄や、消毒や滅菌もします。また、カルテの整理などの仕事もあります。1日に1人の歯科衛生士が、10名前後の患者さんを診ています。診療が終わると片づけをして翌日に備えます。こうした仕事以外にも、週に1回病院内で勉強会をしたり、講師を招いて研修をしたり、また休日を利用して当院以外で開かれる勉強会に出かけたりしています。虫歯の治療は、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・歯科技工士・受付というチームみんなで行うので、責任を持って自分の役割を果たせるように、日々勉強を続けているんですよ。

一人一人顔が違うように、口の中の状態も違います。虫歯にかかっていても状態や進行具合が違うので、その方に合った治療内容や手順を考えることに苦労しています。実際に治療に入ると病気を治そうとする力や病気に対する抵抗力は一人一人違うので、治療内容を計画して実行しても、必ずしも良い結果が出るとは限りません。残念ながら歯を抜くことになってしまう時が一番つらいですね。力不足かな…と落ち込んでしまうこともあります。また、この仕事はその日によって仕事が終わる時間が違い、残業になることが多い点も大変です。私の場合は、スタッフの理解や協力もあるので仕事と家庭の両立ができています。

治療を終えられた患者さんが、「何でもおいしく食べられるよ」と笑ってくれる姿が一番うれしいです。虫歯や歯周病や歯ならびの悪さが原因で、口元をすごく気にしてなかなか「ニコッ」っと笑えなかった方が、素敵な笑顔で「もう気にしなくても良くなったよ」と笑って話してくれるとすごくうれしいです。また、毎日の診療の中では、自分が計画して実行した治療の結果が、何週間か経った後に表れた時には「よし。やった!」と思います。それから、ブラッシング指導をした患者さんが、上手に歯みがきをしてきちんと虫歯を予防できている時もうれしいですし、毎日うれしいことがたくさんあります。患者さんが喜んでくれる姿を見ることが、今までやってこられた理由だと思います。

歯医者さんが大好きと言う人はあまりいないと思います。ですから、治療を受けてもらう時には、緊張しないでリラックスして受けてもらうために笑顔でいるようしています。治療中の患者さんに変化がないか、痛みを感じていないか気を配って観察するようにしています。また、バイ菌に感染しないように、器具の消毒や滅菌をていねいにして、患者さんが安心できるように気をつけています。他にも、説明なしに治療を進められると患者さんは不安だと思うので「まずこれをします。最後にはこうなります」というように、できるだけわかりやすく説明をして、安心してもらえるように努力しています。

実は小さい時は虫歯が多い子どもでした。でも、歯医者さんは絶対に行きたくない怖い所でした。私が仕事を選ぶ時に、自分がそこに勤めることで、子どもさんが来やすくて、リラックスして治療を受けられる所にしたいなぁと思い歯科衛生士になりました。それと手に職をつけたかったということもあります。歯科衛生士学校に入ってからは、虫歯を作らないように予防することを目標にしたいと思い歯科衛生士になりました。

今、こうしてたくさんお話しているので少し意外に思われるかもしれないですけど、子どもの頃はすごく内向的で恥ずかしがり屋でした。親と一緒に歩いていて親の知り合いに会っても、サッと親の影に隠れるような子どもでした(笑)。外で遊ぶより、家の中で本を読むことが好きでした。友達と絵を描いたり手芸をしたりするのも好きで、手先が器用な子どもでした。

好き嫌いなく、バランスの良い食事をしっかりよくかんで食べて丈夫な体を作って欲しいです。これは実は、虫歯予防にもつながります。また、気持ち良いあいさつができる人になってもらいたいと思います。大人になって急にあいさつができるものではないので、子どもの時からあいさつを心がけて、笑顔であいさつができるようになって欲しいですね。それから、数年前まで女性しか歯科衛生士の資格を取ることができませんでしたが、現在では全国でも数名の男性の歯科衛生士の方がいます。この先、男性の歯科衛生士さんがたくさん出てきても良いんじゃないかなぁと思います。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
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