プロフィール
| 生まれ |
1963年 |
| 子供の頃の夢 |
社長 |
| クラブ活動(中学校) |
バレーボール部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
家具を作り、販売する |
| 自己紹介 |
やろうと思ったことは中途半端にしないで、最後までやりぬく性格。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年11月15日)時点のものです
仕事人記事
家具の販売・製造、建築

私の会社には、家具の製造・販売、住宅の販売・建築などの部門があり、私は部門全体をまとめる仕事をしています。また家具に関しては、私自身が、原材料の仕入れ・製材(木を板にすること)・木取り(何を作るか形を取ること)、デザイン・商品開発をしています。家具店は9時から19時まで営業していて、住宅の販売の仕事では、モデルルームを土曜日と日曜日に開放し、どのような家を建てるかお客様とご相談したり、費用の見積もりを出したりしています。月に2回位東京や九州に出張があり、全国に50社ある工務店を3ヵ月に一度見学に行っています。また、同じ家具を扱っている人と情報交換をしたり、勉強会に参加したりすることもあります。時代の流れを受けてインターネット販売にも力を入れて、「オンリーワン」の物作りを目指しています。

家具店で販売している小物類やタンス類、それから食卓の一部とイスは自分で探して仕入れています。テーブルは自社のオリジナル商品で、月に60~80個作っています。テーブルを作る手順は、初めに山から切り出した原木を製材します。木は水分をたくさん含んでいるので、水分が20%以下になるように自然乾燥させます。この乾燥する期間がとても長く3~5年もかかります。乾燥させた板を機械に通して人工的に乾燥します。機械に通すと反りや歪み、捻じれが出てくるので、次に真っ直ぐ平らな板にします。そしてペーパーというやすりを掛けて滑らかにし、加工して使える状態にします。オイルを塗り、仕上げにもう一度天然のオイルを塗って乾燥させて天板ができます。

木は製材の仕方、切り方によって木目が変わってきますので、品物を見る力が必要です。木は外見だけでは分かりません。外見がすごく綺麗な木でも中にヒビや空洞があって、仕入れた後で損をすることもあります。反対に外見はあまり良くない木でも、とても綺麗な木目が出る木もあります。乾燥の過程で割れてしまうこともあります。また、住宅の建築に関しては、どうしても賄えない時以外、愛媛県産の木を使うことにこだわっています。柱に使う木は樹齢40年~60年の木で、大きいテーブルの場合は樹齢200年~300年の木を使います。木は災害で倒れた木や枝が折れて枯れた木を中心に使います。

専門店の中で、数でも品質においても一番になることを目標に頑張ってきました。一枚板を使った商品ではどこにも負けないという気持ちがあります。例えば、お客様から「おじいちゃんが昔買った座卓テーブルをもらったんだけど、食卓テーブルに作り変えて欲しい」という依頼をよく受けます。学習机であればパソコン用の机に変えたり、天板を使ってセンターテーブルに作り変えたり、私たちの商品は親から子へ、子から孫へと代々、受け継がれています。表面だけを削ってもう一度塗装をかけて、生まれ変わらせることにより末永く使ってもらえる「本物」を造っているという誇りがあります。

人との出会いを大切にしています。お客様に店内を回って満足して頂けることが嬉しいです。担当者の配置を変えることにより、それぞれの部門での仕事内容を理解させることができます。気配りもできるようになります。お客様がいつお店にいらっしゃっても店内が同じではなく、ディスプレイを季節ごとに変えて新鮮さを出せるように気をつけています。また家に関しては、最近過敏症(臭いや化学物質に対するアレルギー)の方が増えてきているので、頭痛がしたり目が痛くなったりしないように、化学物質がなるべく出ない家造りを心掛けています。例えば、ベニヤ板や合板などを使うのではなく国産材や無垢材(天然の一枚板)を使い、扉やキッチンや浴室にもその家に合ったものを一から作るようにしています。

私は2代目ですが、子どもの頃から家を継ぐと思っていました。会社に入って4年間くらいは言われる通りにしていました。その後、どうすれば会社が長く続くか考えるようになりました。今はお客さんに喜んでもらい、利益が上がるような会社作りをしていきたいと思います。「チルチンびと」という雑誌会社と共に、自然素材の家や化学物質が出にくい家を造ることを目指しています。化学物質が出ないだけではなく、若い人やそれぞれの年代の方に受け入れられるようなデザインを求めています。新しいものを造っていきたいです。

子どもの頃は、学校から帰るとすぐに外に遊びに行っていましたね。外で遊ぶことが好きで、家の中でじっとしていることが苦手でガサガサしていました(笑)。おとなしい子どもではなかったです。友達も多く、年下の子から年上の子まで皆で遊んでいました。山や川でよく遊んでいて、色々なことを考えて、暗くなるまで遊んでいました。また、図画・工作など物を作ることが好きでした。

皆さんには、自分の人生なので、自由に生きて欲しいと思います。その中で、考える力を持って欲しいです。そして、体が弱いとやりたいこともできないことがあります。健康であることは大切ですね。夢を持っているということは良いことですが、そのために自分が何をしなければいけないか、どうしたらいいか自分で考えて行動できるようになってください。イヤなことを嫌々するのではなく自分がやりたいことを伸び伸びしてください。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
家具に関わる仕事 のページに戻る