プロフィール
| 生まれ |
1964年 |
| 子供の頃の夢 |
パイロット |
| クラブ活動(中学校) |
柔道部 |
| 働いている地域 |
静岡県 |
出身地 |
静岡県 |
| 仕事内容 |
サッシを売る・取り付ける |
| 自己紹介 |
短気だが、仕事では忍耐力を養えた。最近の趣味は魚釣り。有意義に一日(長い時間)過ごせるものだから。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2006年09月27日)時点のものです
仕事人記事

「サッシ」って知ってますか?窓の周りには銀色の窓枠がありますよね。あれが「サッシ」です。窓の枠だけではなくて、家の扉にも、扉を受ける枠が付いてますよね。あれも「サッシ」と言います。私の働いている会社は、この「サッシ」を扱う仕事をしています。サッシには、大きさや形、色など本当にたくさんの種類があるんですよ。だから、まず工務店さんと一緒に、これから建てる家にはどんなサッシがどこにいくつ必要かなあ、と図面を見ながら打ち合わせをします。それから、サッシの部品を作っているメーカーさんから材料を仕入れて、サッシを組み立てます。そして、家を建てている工事現場に運んで取り付けるんですよ。
家を作るのには何十という職業の人が関わってるんですよ。知ってました?だから、サッシの事だけ考えて仕事をするのではなくて、周り全体を考えて仕事をする事が大切なのです。それが出来ないと仕事はさせてもらえませんからねぇ。例えば雨漏り。雨漏りが起きるかどうかは、サッシ屋、外壁を塗る人、大工さん、瓦屋さん、板金屋さん、こういった人達の仕事のどこかで決まります。もし雨漏りが起こってても、誰が悪いのかは分かりません。自分だけがうまくやっても、ダメ。全員がうまく連携しながら作らないと良い家はできあがらないのです。

私の会社には、サッシを組み立てたり、取り付けたりするのを専門とするサッシ工という人がいます。木造住宅にサッシを取り付ける仕事は大工さんの仕事ですが、鉄骨の建物や鉄筋コンクリートの建物に取り付ける仕事はサッシ工の仕事なんですよ。でも、何もしないで待っているだけでサッシの仕事をもらえる訳ではありません。家を建てる人達ををまとめる工務店さんに行って、私の会社にサッシの仕事を貰える様に何回も何回もお願いをしに行くのが私の仕事です。それが「営業」と言う仕事なのです。

営業の仕事は、お客さんに「そこから入るな!」とか「お前なんか帰れ!来るな!」などと言われて全く話を聞いてもらえないこともあります。それでも頑張って通って、何度断られても辛抱強く頑張って、通って通って、やっとサッシが1本売れる、そんな時もありあます。サッシは、家ができあがった時に見えるもので、完成した家を見れば綺麗に付いているかどうかが分かります。だから、自分が売ってきたサッシが綺麗に付いていると嬉しいものです。でも、営業の仕事をしていると、やっぱりサッシが売れた時が1番嬉しいですねぇ。
昔、家を建てている現場にサッシを届けるのが予定より遅くなってしまいました。こういう失敗は、家作り全体の流れを止めて、他の人に迷惑をかけてしまいます。でもこんな時は、責任を持って行動することが大切です。謝るだけではなくて、夜中でも仕事をして朝までにはサッシを届けるとか、他の人にかける迷惑を最小限にする努力が大切です。失敗しても、その後の努力が見えれば、周りの人が評価してくれる事もあるんですよ。失敗したままではいけません。
責任(せきにん)が取れる範囲(はんい)で柔軟(じゅうなん)に対応

この仕事を始めた頃は「これだけは譲れない!」と思っていることもありましたが、営業を長くやっているとそういうポリシーはなくなりましたね(笑)。でも、お客さんの希望は大事にしていますね。昔、天窓のシェード(光をさえぎる日よけ)を屋根につけた時の話です。いつも使っているメーカーのシェードでは大きさ足りなかったので、自分が探し回って大きなシェードを見つけてきて、自分で取り付けまでやりました。お客様がどうしてもという時には、少しくらい無理をしてでも、自分で責任の取れる範囲ならお客さんの希望に応えるようにしています。やっぱり喜んでもらいたいですからね。
この仕事に就いたのは22歳の時で、もう20年が経ちますが、以前は国鉄(今はJRになった)の職員でした。当時は建築業界の景気が良く、建築業界なら間違いないという話でした。家作りに興味があって、建築業界に入りたいと思っていたので、転職しようと思い始めました。でも、建築業界に知り合いがいる訳でもなかったので、自分で探しまわって、やっとサッシ屋さんに就職する事が決まりました。実はサッシに関わりたいと思って探していた訳じゃないんですけどね。これも何かの縁なのでしょうね。
子どもの頃は、朝から晩まで遊んでいました。同級生だけではなく、年上や年下の子たちとも一緒になって、神社の境内で野球をしたり、缶蹴りをしたり。楽しかったですねぇ。勉強はあまり好きではなかったけれど、学校は好きでしたよ。先生に怒られ、よく頭にげんこつを貰いました。でも、自分で悪いことをしているのは分かっていたので、怒られたからと言っても、「怖い先生だなぁ」とは思いませんでしたよ。怒られるうちに、人に迷惑をかけちゃいけないし、悪い事をしたら謝らないといけない、ということを覚えました。
「これは出来ない」と自分の限界を決め付けないで、とにかくやってみて欲しいです。できない事なんて無いはずですから!何でもいいから、とりあえずやってみる!その中で自分の興味あることを見つけてみたらいいんじゃないかな?そして、興味を持ったことに対してとことんやってみる。何でもいいから、プロと言えるくらい極めてみる!とことん突き詰めてみる!それが大事だと思います。見つけたことを我慢強くやることで、得る事もあります。我慢を覚えると、大人になって、人の話や注意を聞くこともできるようになりますよ。
取材・原稿作成:倉田(インターンスタッフ)
サッシ販売・工事 のページに戻る