プロフィール
| 生まれ |
1952年 |
| 子供の頃の夢 |
歌手 |
| クラブ活動(中学校) |
バスケットボール部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
紙粘土教室を開き、作品を作る |
| 自己紹介 |
明るくて、元気で前向き。いつもワクワクしていたいノーテンキな性格です。休日は夫と一日中温泉に居ることもあります。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年12月18日)時点のものです
仕事人記事

私は、紙粘土を使った、洋風・和風の人形や・壁掛け・花などの作品の作り方を教えています。教室は、毎週金曜・第1第3水曜・第2第4水曜の午前中と第2第4月曜の夜に、それぞれ別の場所で開いています。生徒さんは定年後の方が多く80代の方もいます。皆さん楽しんで教室に来てくれています。毎年1回2月~3月には、生徒さんの作品を発表する場を設けているんですよ。教室がない時には、お客さんから注文を受けた商品を作ったり、教室用に花や人形の作品の見本を作ったり、数年に一度開いている個展用の作品を作ったりしています。また、粘土には、重いがキメが細かい石粉粘土・キメが粗いが乾燥しやすい紙粘土・滑らかで花などが作りやすい樹脂粘土があります。粘土に水を少し足して手でよく練ると、ひび割れしないようになります。粘土は焼き物ではないので、乾かしてしまえば、完成させる時に割れることはあまりありません。

教室は朝9時30分から始まります。私が決めた物を作るのではなく、生徒さんが作りたい物を自由に作っています。私は生徒さんにとって分かりにくい所や難しい所をお手伝いしています。例えば、壁掛けの人形を作る場合、1cmの厚さに粘土を広げて、型紙で型を取ります。ビンを使って人形を作る時は、ビンを土台にして周りに粘土を貼りつけていきます。ワイヤーを使う場合は、ワイヤーで芯を使って体の形を作ります。そして、胴体、顔、足の順に作り、次にスカートやズボンなどを着せます。その後、腕を付けて、上着を着せます。服を重ねていくと段々バランスが悪くなるので、その都度バランスを取りながら作り、最後に土台を作って足を埋め込むように作るとバランスよく仕上げることができます。1つの作品を作るためには、それぞれの部位を乾かしながら作業するので1ヶ月以上かかります。そのため1回の教室で作れる部分が限られてくるので、生徒さんは幾つかの作品を同時に作っています。

私は作品の出来栄えに満足することがなく、「すごく良いものができた!」ということがなかなかありません。最初に作品が出来上がった後のイメージを考えますが、作っている間に段々そのイメージと変わっていくことがあり、出来上がると、最初に思っていた作品とは違う物ができることがあります(笑)。でも、作っている時は無心で作ることができ、ストレス解消になります。人形は、顔の表情で随分見栄えが変わりますし、立体的に作る時の体のバランスは難しいです。動きをつけるとさらに難しくなります。他にも色付けすることで生きた人形になるので色付けも大切なポイントですね。また、風が当たるとひび割れするので温風や冷風が直接当たる所に置いてはいけません。粘土細工には指を使うので、指先にはとても力が要ります。もしかしたら、マッサージ師になれるくらいの力があるかもしれませんね(笑)。

粘土細工は、何もない所から作品を創造していきます。粘土は失敗してもニスを塗って完成させなければ何回でもやり直しができます。ただ、粘土は乾いてしまうと使えなくなります。色も塗り直すことができ、何度もやり直しができることは良いですね。また、いつまでやっても自分の満足する物はなかなかできません。だから、もっと良い物を作りたいと、常に挑戦できることがこの仕事の一番の魅力です。たまに人形を作って、生徒さんや知人に分けてあげるのですが、喜んでもらえると嬉しいです。

仕事をする上では、人間関係は大切です。生徒さんは年上の方が多く、人形教室なので人形作りを教えますが、人生の先輩から教えられることの方がたくさんあります。生徒さんの性格は一人ひとり違いますが、誰に対しても同じように接するようにしていますので、良い関係が築けていると思います。また生徒さんによって、紙粘土を作る経験が違うので初心者の方やそれぞれの人にあった指導ができるように心掛けています。生徒さん同士も教えあって作品作りを進めているので、生徒さん同士も仲良しです。楽しんで帰ってもらうことが一番ですね!!

私は半年間、紙粘土を習うために教室に通いました。その後、通信教育で勉強しましたが、何度も再提出があった時は大変でした。ただ、人形作りを始めた頃は、人に教えるという仕事をするつもりはありませんでした。でも、物を作ることが好きだったので、人形や壁掛けや小物をたくさん作っていました。それで、ある人に教えて欲しいと言われたことがきっかけで教室を始めました。自分が教室に通っていた時に学んだことは、自分の教室を持つためにとても役に立ちましたね。最初は数人の教室から始まりましたが、口コミで段々生徒さんが増えていったことが嬉しかったです。昔は移動教室といって色々な地域で数日間講習会があり、勉強のために参加していましたが、地域が東京だけになってしまったので参加が難しくなりました。今は高松や岡山で有名な作家さんの人形展や展示会があるので、作品を見て勉強したり、楽しんだりしています。

子どもの頃は朝から夕方まで一日中外で遊んでいました。何でもやってみたくて習字や絵の教室、珠算教室など色々なことを習いました。三日坊主で終わることも多かったのですが、私が習いたいと言ったらどんどんさせてくれた母には感謝しています。物を作ることは小さい頃から好きでした。叔父は歌が好きで、よく映画を観に連れて行ってくれました。5年生までは歌手になりたいと思っていました。小学校の時は「楽焼」という陶器を焼く窯を見るのが好きで、真っ赤に焼けた作品の色の美しさに感動していました。でも冷えると普通の色になることがとても残念でした。

夢は叶えるものなので、夢を持って下さい。人生は思い通りになるものです。悪いようには考えないで、いつもワクワクする気持ちを大切にして欲しいです。信頼で人間関係を築くことは大事です。どんな友達と付き合っても良いと思いますが、他の人の意見に流されないように自己主張をすることが大事です。そして目的に向かって最後まで諦めないで下さい。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
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