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猪俣千春
へんしゅうしゃ
編集者
いのまた ちはる
猪俣 千春

プロフィール

生まれ 1973年
子供の頃の夢 アナウンサー 
クラブ活動(中学校) 剣道部 
働いている地域 東京都 出身地 新潟県
仕事内容 結婚情報誌を編集する
自己紹介 性格はややキマジメなところがあるかも。趣味(しゅみ)は料理と、自転車に乗ることと、ロックやジャズのライブに行くこと。マンガもかなり好き。 

※このページに書いてある内容は取材日(2006年04月13日)時点のものです

仕事人記事

結婚(けっこん)をしようと思っている人たちへ、いろいろな情報を伝える雑誌。

結婚(けっこん)をしようと思っている人たちへ、いろいろな情報を伝える雑誌。

結婚けっこんしようと決めたカップルは、ふたりの新しい生活を始める前に、いろいろな準備じゅんびをしなければなりません。結婚式けっこんしきはほとんどの人が、初めて経験けいけんするものです。「結婚式けっこんしきはどんなふうにしようか?」とか「結婚けっこん式場はどうやってさがせばいいんだろう?」とか、この他にも考えていかなくてはいけないことがもりだくさんです。そこで、結婚けっこんに必要なたくさんの情報じょうほう雑誌ざっしにまとめて伝えるのがわたしの仕事なんです。

記事を書く前にしておくこと。

雑誌ざっし編集へんしゅうという仕事はどういうものか?ということについてお話しましょう。たとえば、『みんなに喜んでもらえる、結婚式けっこんしき会場を見つける方法』という特集記事(読者の人にいちばん読んでもらいたいページのことです)を作るとします。その場合はまず始めに、すでに結婚けっこんされている読者のみなさんに結婚式けっこんしき会場についてのアンケートを送るんです。アンケートでは「どんな会場を見に行きましたか?」「どこを見ておいたから自分の結婚式けっこんしきは成功したと思いますか?」「もっときちんと確認かくにんしておけばよかった、と、あとで後悔こうかいしたことはありますか?」というような質問しつもんをいくつかします。それについて集まった答えは、読者の方が自分で実際じっさいに感じたことですから『読者の体験談』としてまとめます。アンケートの答えからは「結婚式けっこんしきにご招待しょうたいしている人数が多いので、ひかえ室のいすの数などをチェックしました」など、いろいろなひとの思いが見えてくるんです。そして、アンケートの回答を参考にしながら「結婚式けっこんしきの式場を選ぶさいにはどんな式にしたいかを決めること」「みんなに喜んでもらうためには式場のこういう所を見ておきましょうね!」というような提案ていあんを決めていきます。

取材では「なるほど!」という発見に出会えます。

みなさんは取材という言葉をきいたことはありませんか?編集者へんしゅうしゃは読者にいろいろな情報じょうほうを伝えるために、結婚式けっこんしき専門家せんもんかに会ったり、式場に行ったりしてあれこれとたくさんのお話を聞きます。記事はひとりの頭の中だけでは絶対ぜったいに作れませんから、自分が知らないことがあれば、プロの人や専門家せんもんかの意見を聞きます。これを取材といいます。たとえば、「結納ゆいのう」ってみなさんはごぞんじですか?日本の伝統でんとう的な儀式ぎしきで、婚約こんやくのしるしとして品物や金銭きんせんなどをカップルのご実家の間で交換こうかんをすることです。決まった手順やセリフがあり、ふつう、みなさんはやり方を知りません。こういうことは、結納ゆいのうのときに使う品を専門せんもんあつかっているお店の方や、結納ゆいのうをとり行うホテルや料亭りょうていの方などにお話を聞くと、たくさんの情報じょうほうを教えてもらえます。その他にも、いま人気の結婚けっこん指輪・婚約こんやく指輪はどんな物か、ドレスのカタチにはどんなものがあるかというような情報じょうほうを取材しながら集めていくんです。もう結婚式けっこんしき準備じゅんびにはものすごくいろいろとやることがあるので、教えてあげられる事はとにかく読者に教えてあげようという感じ。取材ではたくさんの仕事プロの方と話すので、自分が知らなかったことが見つけられたりして、とても勉強になるんです。

表現したいという思いを大切にすること。

表現したいという思いを大切にすること。

もしかしたら、「編集へんしゅうの仕事は国語が好きじゃないといけない。国語の成績せいせきが良くないと編集者へんしゅうしゃにはなれない。」そんな印象を持っている人は多いと思います。だけどわたしはそれだけではないと思うんです。たしかにきちんとした日本語の読み書きは大切だけど、それよりも「伝えかたを一生懸命いっしょうけんめい考えることができる」ということが大事なんじゃないかなと。文章がうまくなくても、誌面しめんをこんな感じで作りたいという気持ちがあれば編集者へんしゅうしゃになれると思っています。

いろいろな人たちに協力してもらえるのが会社です。

文章が苦手でも大丈夫だいじょうぶってどういうことだろう?と不思議に思うかもしれませんね。会社には多くの人が働いています。ですから、もし自分の書いた記事(文章)が読みにくかったり、伝わらなかったりしても、ちゃんとだれかが教えてくれたり、直してくれたりします。わたし先輩せんぱいに「やっと読める文章になってきたな」と言ってもらえるまでに4、5年かかりましたから。ちゃんとやりたいと思う気持ちがあれば、ちゃんとみちびいてくれる人がいるのが会社なんだと思います。

子どもの頃(ころ)から本を読むのが大好き!だ・け・ど…作文は苦手!?

じつは子どものころ、作文は苦手でした。でも本やマンガを読むのは大好きで、ゴハンを食べわすれてしまうぐらいたくさん読んでいました。言葉にふれて言葉に感動するような体験をいっぱいしていました。だから、すごく印象的な言葉って今でもおぼえています。本が好きという気持ちは、大人になるころには、自分が好きな本を作れるようになりたい!という気持ちに変わっていました。それが、編集者へんしゅうしゃになった一番大きな理由だったと思います。

怒(おこ)ってくれる人がいるって、ありがたいことなんです。

おこられるとガッカリしたりクヤシイって思ったりしますよね。でも、そういう時は素直すなおおこられた理由を考えることが大事。そして、おこった人にたいしていかりを感じないこと。反省や落ち込おちこむことってけっこう大切なことだと思います。自分の考えや行動を成長させるためにだれかが何かを教えてくれるなら、それはいつか自分のためになるはずです。

やりたいことが見つかったときは、なんでもやってみよう!

やりたいことが見つかったときは、なんでもやってみよう!

運動でも勉強でも好きなことが見つかったらまずは挑戦ちょうせんしてください。才能さいのうがあるとかないとかというのは関係なし。わたしは作文が苦手だから編集者へんしゅうしゃになれないかな…という人でも、じっさいに書いてみたらたくさんの人を感動させるようなすごいものが書けるかもしれません。とにかくやってみることが大事だと思います。その中から自分に向いていると思えるものがきっと見つかるはずです。

取材・原稿作成:足利(インターン)


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