プロフィール
| 生まれ |
1975年 |
| 子供の頃の夢 |
大物 |
| クラブ活動(中学校) |
野球部 |
| 働いている地域 |
神奈川県 |
出身地 |
熊本県 |
| 仕事内容 |
書道を教える・作品や題字を書く |
| 自己紹介 |
明るい。散歩。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2008年04月14日)時点のものです
仕事人記事

僕は書道家として様々な仕事をしています。週に4回は書道教室の先生としての仕事。子どもから年配の方まで約250人に書道を教えています。また、アーティストとして、日頃から自分の表現したいものを作品にするという仕事もしています。そして、書き溜めた作品を発表する個展を年に1回開いています。他にも、お菓子やカップラーメンの名前を書いたり、テレビ番組や映画、雑誌のタイトル(題字)を書く仕事。そして、実際にお客さんの目の前で書を書くパフォーマンスを取り入れた講演会や、テレビ出演などもしています。

僕が作品づくりをする理由は、世の中に自分の想いを伝えたいからなんですよね。僕は「人がどうやったら輝くか」についてのプロだと思っています。世の中みんながもっと楽に生きられる分野や場がきっとあるんですよ。そのことをお風呂の中や移動中などもず~っと一生懸命考えています。そして、これを伝えたらその人は喜ぶな!ということが決まったら、どのような書体がいいのか、文字は漢字とひらがなのどちらがいいのか、紙質や大きさはどのようにしようかなど、その一番良い表現方法を考えて作品を作ります。そして、それらをどうやってそれを発表するのかも重要です。想いを世の中に伝えるためには多くの人に見てもらう必要がありますからね。僕は作品を発表する個展を年に1回開いているのですが、他にも依頼があれば全国、全世界どこでも場を持ちますよ。
その場のエネルギーを感じ取り、勢いで表現する

商品の名前を書いてほしいというような依頼を受けた時は、その相手の想いをちゃんと世の中に発信できるように、その想いをしっかり聞くようにしています。その商品はどんな人たちがターゲットなのか、どういうイメージで作られているのかなどの話し合います。映画のタイトルを書く仕事であれば、制作現場に出向いたり、その映画を見てイメージを広げます。そうしてこみ上げてくる想いや、湧き上がってくるイメージをそのままの勢いで表現します。作品づくりは、時間をかければいいというわけではないんです。その場でやり取りをして僕が感じたぐわ~っとこみ上げてくる熱いものを勢いで書き上げるのがベスト。そういう作品には、目には見えないエネルギーがこもっています。そのエネルギーが伝わってこそ、商品の持つ良さが伝わるのだと思います。

僕は、どれだけ人をプラスに持っていけるかということに楽しみを感じています。人に気付きを与えるようなことをやりたいんです。だから僕の書道教室では、お手本にならった字を書く練習だけでなく、自分らしさを出した作品を作り上げるという課題をやります。生徒はまず書道を使ったオリジナルゲームでいろいろな体験をします。そうするとそれまで出てこなかったような人それぞれの特性が出やすい状況になるんですよ。感性が磨かれるんでしょうね。大げさかもしれませんが、今、僕は自分の仕事に関わった人の人生を変えたいと思っています。そのために、どんな種類の仕事でも、どんな大きさの仕事でも100%の力で取り組むように心がけています。

僕の仕事や作品と関わったことで、人の可能性が開き、その人が前向き変わったということがとても嬉しいですね。僕の仕事や作品を通して、自分の辛い過去さえもポジティブに考えられるようになった、生きる力が湧いてきた、という内容の話や手紙を何度もいただきました。僕は褒められると「いやいやいやいや、そんなことはありません」とその場では控えめに言いますが、一週間後くらいにその言葉がじわっとしてきてニヤニヤしてしまいますね。その場では、うまくいかなかったと落ち込んでいた場合でも、後からこの人は変わったなと思える手紙が来ることもあります。自分が思った通りに相手が喜んで、前向きになっている姿を見るのは最高ですね。

僕は大学卒業した時には、書道家になるつもりも独立するつもりも全くなかったんですよ。大きな会社だったら親も安心するし、いいかなと思ってある大きな会社に勤め、IT関係の相談やアドバイスをする仕事をしました。現在につながる最初のきっかけは、2年くらい働いて久々に実家に帰った時に、書道の先生と思っていた僕の母が、お店の看板を書く仕事もしていたりして「かっこいい!」と思えたことかな。そしてちょうどその頃、職場の先輩に名刺作りを頼まれて、名刺を一生懸命作ったんです。そしたらその名刺がみんなからものすごく誉められたんです。嬉しかったですねぇ。それで、かっこいい名刺を作ってもっと多くの人に自信をつけてあげたい!と思って、会社を辞めてインターネット上で名刺を作るビジネスを始めたんです。そしてその後ご縁が広がり、今のいろいろな仕事につながっているんです。

両親に似たのだと思いますが、僕は子どもの頃から場を盛り上げてみんなを喜ばせようとするタイプでした。学校でも思ったことはどんどん発言していたので、例えば算数の時間にも、「1+1=2」ということが納得できなくて、「大きいりんごも小さいりんごも同じ1個とは思えません。それに、カラスが持っていったらどうするんですか?」などと先生に理屈をこねて質問ばかりしていました。そんな感じだったので、僕は時々クラスの雰囲気に合っていないのかなと不安になることもありました。でも、その持ち前の明るさと勢いで、何とか乗り切ることができました。

僕は、子ども全員に「あんたはすごい!」と言いたいですね。何がすごいのかという理由は必要ないんですよ。「自分はすごい」ということをとにかく信じてください。そしてそのすごさを自分で発見できるまで何か行動してください。過去そのものは変えられませんが、過去に対する考え方は「今」の状態で変わるものです。いい人生を生きるためには「今」の自分を信じて「今」やっていることに全力を注ぐことが一番の方法ですよね。「自分がすごい」ということを実感できているその状態が続けば、それが過去に対する自分を変え、結果的に未来の自分も変えるのです。「今を生きる」というのは難しそうに聞こえますが、意外と易しいのかもしれませんよ。
取材・原稿作成:あしたね取材チーム
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