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森統則
せいぞう・はんばい(かし)
製造・販売(菓子)
もり むねのり
森 統則

プロフィール

生まれ 1969年
子供の頃の夢 政治家 
クラブ活動(中学校) サッカー部 
働いている地域 東京都 出身地 東京都
仕事内容 サッカーのお菓子を作る
自己紹介 趣味:ゴルフ・サッカー・ガーデニング 

※このページに書いてある内容は取材日(2006年05月18日)時点のものです

仕事人記事

時代が変われば『おみやげ』も変わる!?

時代が変われば『おみやげ』も変わる!?

元々(もともと)、ぼくの会社では静岡(しずおか)県の名産の「わさび()け」を製造(せいぞう)販売(はんばい)していました。都内の駅だとか、百貨店の地下街などで売っていたのですが、1964年に東海道・山陽新幹線(しんかんせん)が開通したころから、静岡(しずおか)の名産を東京で買う人が少なくなりました。そこで、新しい東京名物を作ろうということが会社の方針(ほうしん)として決められ、人形焼やおだんごなどのおみやげを作る会社へと変わっていきました。

『おみやげ』は、あげるのも、もらうのも楽しいモノ。

人気のテーマパークや観光地、修学(しゅうがく)旅行に家族旅行…。どこかへ行った時に友だちやご近所さん、仲のいい人たちへ配る『おみやげ』を選ぶのって楽しいですよね。その楽しさがもらう人にも伝わるのが『おみやげ』です。日本では『おみやげ』を配ることが習慣(しゅうかん)となっているといってもいいでしょう。ぼくが働いている会社では、東京の『おみやげ』を製造(せいぞう)販売(はんばい)しています。取り扱(とりあつか)っている商品は、キャラクター商品、人形焼、クッキー、だんご、お(もち)、成型焼き菓子(やきがし)などがあります。販売(はんばい)する場所は、東京都内の主な駅にある売店、成田空港、羽田空港、テレビ局のお土産売り場、高速道路のサービスエリア、ホテルです。

東京のおみやげで人気なのはキャラクター商品です。

東京のおみやげで人気なのはキャラクター商品です。

おみやげというと、たとえば、京都なら八つ橋、北海道なら乳製品(にゅうせいひん)というふうに、その土地ならではのものを買いますよね。そこで、東京だったらなんだろうと考えた時に()かんでくるのがキャラクター商品です。キャラクターとは、ふだん(みな)さんが目にするアニメやゲームの中に登場する人物や動物などのことをいいます。東京にはテレビ局がたくさんあります。いろいろな雑誌(ざっし)や新聞などをつくる会社もあります。テレビや雑誌(ざっし)などから(とど)けられるキャラクターは、東京が発信地となっているわけです。世界的に見ても今や東京はキャラクターやアニメの中心ですから、東京のおみやげといえば、キャラクターのお菓子(かし)になるんじゃないかと(ぼく)は思います。

まずキャラクターを選びます。

まずキャラクターを選びます。

人気のあるキャラクターを一生懸命(いっしょうけんめい)に勉強し、これは売れるだろうというキャラクターを見つけることも(ぼく)の仕事のひとつ。キャラクターを使った商品を作ろうと会社の会議で決めた時から、その商品を一番買ってくれそうな人は(だれ)かをみんなで考えます。そう考えると、子ども、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんたちが中心となることが想像(そうぞう)できるんです。次はキャラクターを作った人や、キャラクターの使用状況(じょうきょう)を管理している会社に対して、「そのキャラクターをおみやげにすると、たくさんの人に買ってもらえるはずですから、キャラクターを使わせてください」というような話をして「使ってもいいですよ」という許可(きょか)権利(けんり))をもらいます。残念ながら人気のないキャラクターは売れない可能(かのう)(せい)が高いので商品にしません。

次に商品の中身を考えます。

次に商品の中身を考えます。

まず、商品となるお菓子(かし)の中身を決めること。キャラクター商品を買ってくれるのは子どもからお年寄(としよ)りですから、その人たちに人気があるものを選びます。人気なのはクッキー・クランチ・人形焼きなんですよ。次に外箱の絵やデザインの制作(せいさく)をします。キャラクターを勝手に書き換(かきか)えることはできないので、キャラクターの個性(こせい)をどう表現(ひょうげん)するかを決めていきながら、パッケージの形やキャラクターの背景(はいけい)画に気を使います。たとえば2005年に愛知で開催(かいさい)された『愛・地球博』で商品化した(さい)に、キャラクターの背景(はいけい)に地球とか緑を配置したり、万博なので世界各国の国旗を()いてデザインしようと考えました。

2002年に開催(かいさい)されたサッカーの世界大会の商品も作りました!

日本と韓国(かんこく)を会場にして開かれたサッカー世界大会のキャラクター商品も製造(せいぞう)販売(はんばい)を行ないました。国内の10会場とその周辺の駅、ホテル、空港などに販売(はんばい)しましたが、サッカー人気と同じぐらいにキャラクター商品にも人気が出ました。あの時期は大会のロゴマークが街中のあちこちに出ていましたからね。「この世界大会のキャラクターを使用させてください」というお願いは1999年からはじめました。世界大会ともなれば、外国からたくさんの人が来ますから。お菓子(かし)のおみやげは絶対(ぜったい)に必要だと思っていました。世界大会が無事に終了(しゅうりょう)するとJリーグのお菓子(かし)を作るチャンスにもいくつか(めぐ)まれました。

なんといっても、サッカーが大好きです!

サッカーの世界大会でのおみやげ販売(はんばい)もそうですが、仕事でサッカーに何とか関わりたいと思っていました。じつは、サッカーを小学校の6年生から大学の4年間までやりました。子どもの(ころ)にテレビで高校サッカー選手権(せんしゅけん)を観て、いいなと感じたのがきっかけ。とにかくサッカーが大好きでした。たった一つのボールでみんが夢中(むちゅう)になれるってすごいことだと思うんです。大勢(おおぜい)でワイワイやるのは楽しいし、サッカーは()めあえるのがいいですね。

好きなことはあきらめずに続けることが大事だと思います。

好きなことはあきらめずに続けることが大事だと思います。

中学、高校でサッカーを本格(ほんかく)的にやるようになり、大学は早稲田(わせだ)大学のサッカー部に入部しました。早稲田(わせだ)大学サッカー部には長い歴史があって、日本サッカー協会の川淵(かわぶち)キャプテンや横浜(よこはま)マリノスの岡田(おかだ)監督(かんとく)などがいらっしゃいます。大学時代のサッカー部ではとにかく走っていた。1年生の時に同級生のまとめ役を(まか)されたのですが、全国から集まったサッカーエリートたちをまとめるのが大変でした。グラウンドの整備(せいび)をやるのはイヤという同級生とぶつかっていました。それがイヤで仕方なかったので、サッカーは好きだけど、部活動をやめると決めたことがあります。父親にその気持ちを伝えた時はスゴク(おこ)られました。「好きな場所なのに、()げたらおしまいだ」と言われたんです。それの言葉をきっかけにもう一度続けることを決めたんです。サッカー部には総勢(そうぜい)70名ほどの部員がいてAからFぐらいまでのチームがありました。一生懸命(いっしょうけんめい)がんばって大学4年の時にAとBのチームに入ることができたんです。やっぱり「好きになったことはとことん、あきらめないで続ける」ことが大事だと思います。

取材・原稿作成:小林(インターンスタッフ)


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