プロフィール
| 生まれ |
1973年 |
| 子供の頃の夢 |
酒屋 |
| クラブ活動(中学校) |
柔道部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
酒を仕入れ、販売・配達する |
| 自己紹介 |
たぶん、真面目だと思います。曲がったことが嫌な方なので、家族にはイヤがられるかも。休日は、家族と過ごします。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年12月02日)時点のものです
仕事人記事

私の仕事はお酒の仕入れ、お店での販売、それから配達です。日本酒・焼酎・ワイン、全てにおいてこだわりのお酒を仕入れています。お店には多い時で1日50人くらいのお客様が来られ、個人のお客様と50~60件の飲食店にお酒を配達しています。私の店には2,000種類のお酒があります。昔はビールばかりを陳列していましたが、今ビールは店全体の販売量の3割弱です。以前は日本酒が良く売れていましたが、今は日本酒より焼酎を召し上がる方が多くなっています。品数は取引がしやすいワインが一番多いです。また、お酒を作っている蔵元から直接お酒を仕入れていて、その時に「対面販売で直接売って下さい」とおっしゃる蔵元もあります。ですから、私の店ではインターネット販売はしていません。お酒の試飲会が春と秋にあり、関西や九州の蔵元に行って味を確かめたりもしています。

店が朝9時に開くので、8時30分から仕入れ先にお酒の注文をして、店頭に商品を並べます。お客様からは電話やFAXで注文が入ることが多いです。午前中は主に仕入れ・注文された商品の準備などをしています。午後から配達の準備をして、14時くらいから夕方まで配達に出ます。だいたい3~7日に一度配達するお店が多いのですが、生ビールを出しているお店には毎日配達に行きます。配達した時に、配達先のお店に少なくなったお酒を確認して、仕入れの提案をすることもあります。注文件数が多いと19時くらいまで時間がかかることもあり、午後からの配達は忙しいです。店は20時まで営業しています。

以前、間違った商品を配達したり、商品が足りなかったりしたことが何度かありました。ですから、お客様に迷惑をかけないことを心がけています。時々失敗はありますが、助け合って仕事をすることが大切です。また、日本酒には賞味期限がありません。温度が高い場所や光の当たる場所がダメなので、冷暗所で酸化しないように保管します。管理が良ければ、ずっと美味しいままです。それから、お中元・お歳暮の時期は忙しいです。3人で仕事をしていて人手が足りず、配達に追われて店先に新しい商品をなかなか出せないことがあります。商品についてお勧めのコメントを書き、皆さんに色々なお酒を紹介したいと思います。

人との関わりがこの仕事の魅力です。お酒は、癒しのために飲む人、辛い時に飲む人、仲間で集まって飲む人・・・様々な場面で飲まれます。私が勧めたお酒が美味しかったと喜ばれると、間違ってなかったなぁと嬉しくなります。お客様から教えて頂くこともたくさんあり、お酒を通して色々な人と会話ができることは楽しいです。また、四国の食材には四国のお酒が合うと思います。こだわりの商品を求めて遠くから店に来てくださる人がいますが、ありがたいことです。

お客様に「本物」の商品を仕入れて、提供することを大切にしています。蔵元と接することにより、確かな商品を仕入れることができます。また、色々な情報を交換することもできます。インターネットなどで、たくさんの意見を簡単に手に入れることができますが、本当に信用できるのは生の声です。人との関わりを大事にしたいです。流行に敏感になるように常に情報を取り入れるようにしています。家族で店を営業しているので、いつもお互いに相談しながらうまく仕事ができるようにしています。そして、誠心誠意お客様に接することができるように心がけています。

私はお店の店長としては3代目になります。はっきりとは覚えていませんが、物心が付いた時には、家業を継ぎたいと思っていました。お酒が好きということが一番の理由ですが・・・、父のお酒に対する姿勢に憧れていました。大学生の時には、就職活動ではなく、ワインについての勉強を一生懸命していました。そして、日本ソムリエ協会認定の「ワインアドバイザー」の資格を取りました。ソムリエとワインアドバイザーは、試験内容は同じで仕事内容が異なり、ソムリエは飲食店でワインを提供する仕事、ワインアドバイザーはワインやアルコール飲料の輸入や販売をする仕事です。資格があることで仕入先の方と話が盛り上がることもありますし、お客様に安心感を持って頂くことができます。

私は真面目な子どもでした。ゲームがあまり好きではなかったので、友達と野球をしたり外で遊んだりすることが多かったです。小さい時は、店の手伝いをしていました。中学生の頃から、夏休みや冬休みは配達について行っていましたね。人と会ったり話したりすることは苦手で、恥ずかしがり屋です。店を継ぎなさいとは言われていませんでしたが、なんとなく小学生の頃から家の店を継ぐんだろうなぁと思っていました。

芸術だけに限らず、聞くこと、見ること、そして食べること、色々な物に対して「本物」を知って欲しいですね。今は、コンビニやスーパーで手軽にお弁当やお菓子を買うことができます。それは、とても美味しいのですが、その中には化学調味料が使われて本当の食材の味や良さが分からない物もあります。本当に良い物を美味しいと思えなくなり、味覚が狂うことは怖いですね。だからどんどん、「本物」に触れていってください。また、自分のやりたいことを、情熱を持ってやって欲しいです。その中で楽しさを発見してください。
取材・原稿作成:西条市商工労政課 加藤
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