プロフィール
| 生まれ |
1957年 |
| 子供の頃の夢 |
獣医師 |
| クラブ活動(中学校) |
野球部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
宮崎県 |
| 仕事内容 |
患者さんを診察し、病気を治療する |
| 自己紹介 |
けんかをすることがなく、おっとりした性格。自分には厳しく頑固で、コツコツと積み重ねていくことは嫌いではない。料理も含めて物を作ることが好きで、日曜大工・庭の手入れ・ジョギングが趣味。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年09月17日)時点のものです
仕事人記事

私は、医師として病気の治療をしています。高血圧や糖尿病、高脂血症など治りにくく治療期間が長びく病気と、風邪や腹痛などの急性の病気の人を診察して治療します。また、病気を予防するための健康診断もしています。学校医をしているので入学時や修学旅行へ行く前、それから保育園の健康診断もします。私は内科と胃腸科を専門に診ますが、怪我をした患者さんも来ます。骨折の患者さんが来た場合、レントゲンをとって診察して、骨折しているのが分かれば整形外科を紹介します。内科しか診ませんというのではなく、自分のできる範囲で診察します。現在、医師1名、看護士4名、事務4名で仕事をしています。私は外来の患者さんの対応をしているので、入院や手術が必要な場合は大きな病院を紹介しています。1日に50名くらい診察しています。

朝9時から診療が始まります。午前中は検査の予約が入っているので検査と診察をしています。内視鏡検査や超音波検査などの検査を受ける前は、患者さんは食事を取ってはいけないので、午前中に検査が受けられるように予約をしておきます。検査は一人10分くらいで終わります。午前中の早い時間は、診察の合間に検査をするという感じです。検査の医師と診察の医師が別々にいればいいのですが、一人しかいなのであっちに行ったりこっちに行ったり大忙しです。血液検査以外の検査は、結果がすぐに出るのですぐに説明をしています。午後からは診察が中心です。受付は18時までで患者さんを全員診察したら終わりです。カルテや書類は記入もれや間違いがないようにその場で書くようにしています。他の書類も休憩中に仕上げてなるべく後に残らないようにします。病院に来られない人のために往診に行くこともあります。

治療に使う機械や道具はどんどん進化していますが、全部が正確に分かるわけではなく、分からないことはたくさんあります。過度に期待されると困ってしまうこともあります。テレビで「神の手」を持った医師の番組が放送されることがありますが、あのような医療を受けられるのは一部の人で、全ての人が受けられるわけではありません。最近は医療に関する訴訟などが多くなっており、外科医や産婦人科医など訴訟リスクの高い科を辞めるお医者さんもいます。少しの判断ミスで患者さんを大きな危険にさらすこともあるので、診察には見極めが大切です。機械に頼らない診察は大変で、急がなければいけない患者さんかどうか自分で判断する力が必要です。病院の医師は私一人なので体調が悪くても休めません。木曜の午後から診療は休みですが、健康診断のために学校へ行ったり講演会や学会(勉強会)に行ったりすることもあります。

患者さんの病気が治ることや、時間が経つと取り返しがつかない病気でも早期発見できて病気が治った時は、この仕事をしていて良かったと思います。患者さんに感謝されることはとても嬉しいしやりがいです。「病院を紹介してもらったおかげで治りました。ありがとうございました。」と言われるのもやはり嬉しいですね。残念ながら患者さんが亡くなることもありますが亡くなった後、ご家族の方からお礼を言われると一生懸命治療して良かったと思います。医師免許には定年がないので、いつまでも続けることができます。私は75歳くらいまでは元気で続けたいなぁと考えています。

できないことは「できない」とはっきり言うことを大切にしています。できないことを「できる」と言うことは医師として一番してはならないことです。患者さんにあいまいに伝えて手遅れにならないように、きちんと説明して大きい病院を紹介します。誠実に対応することが一番大事だと思います。病気にならないためには、生活習慣を見直すことが大切です。「暴飲暴食をしない。適度な運動をする。」ということです。私は週に3,4回一時間のジョギングをしています。東京マラソンに出たことがあるんですよ。病気で診療を休んだことは一度もありません。気分転換は体にも心にも有意義なことです。

以前は、動物が好きなので動物園の獣医さんになりたいと思っていましたが、やっぱり人のためになる仕事をしたいと思い、大学の医学部に入り医師になりました。兄も医師ですし、父親は息子が医者になることを望んでいたと思います。大学で医学部に入り、卒業すると医師国家資格を受験する資格をもらえるので、国家試験を受けます。合格したら、医師免許をもらうことができます。大学院時代には実験や研究をしていましたが、研究よりも診察をしたいと思い、大学の医局というところに入りました。そこから三豊総合病院、伊予三島病院、済生会西条病院に勤務した後、平成9年9月から西条市で開業しています。開業するためには県の許可が必要です。

子どもの時に習い事をした記憶がありません(笑)。毎日、暗くなるまで外で遊んでいましたね。家の裏に、材木置き場があったので、その下でかくれんぼをしたり、秘密基地を作ったりして遊んでいました。今から考えると危ないですよね。皆さんは真似しないでくださいね。他には友達と野球をしていました。壁に数字を書いてボールを当てて野球の練習をよくしました。コントロールに失敗して窓ガラスを割ったことも何度かあります(笑)。争いごとは嫌いだったので、けんかはしませんでした。私は無口な方でしたが、一対一できちんと話ができないと医者にはなれないと思います。子どもの時から趣味をたくさん持っていれば良いと思います。私は今、ジョギング以外にも庭の手入れが好きで、バラを育てています。日曜大工もしていて、家の外は自分で作りました。

やりたいこと、なりたいものは簡単に決まらないと思います。それに、たとえ一度決めてもそれは「絶対」ではありません。よく考えて無理だと思ったら、変えることができます。自分が、苦しくならないようにしてください。でも、「自分に厳しく、他人に優しく」ということを忘れないで欲しいですね。簡単に自分には無理だとあきらめないで、コツコツと努力を積み重ねていくことが大切です。勉強では、得意不得意を作らないように、全部の教科で平均点が取れるように頑張ってください。苦手な科目ができないようにバランスよく勉強することが理想ですね。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
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