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岩崎 井織
きかく・せいさく
企画・制作(オーケストラ)
いわさき いおり
岩崎 井織

プロフィール

生まれ 1976年
子供の頃の夢 学校の先生(中学校) 
クラブ活動(中学校) 吹奏楽部 
働いている地域 東京都 出身地 東京都
仕事内容 公演の計画を立て、進めていく
自己紹介 根本的に短気で面倒(めんどう)くさがりですが、努めて性格を補うように行動を行うようにしています。中学校から始めたトランペットを、表舞台(おもてぶたい)には出ませんが、自分を表現する手段として続けていこうと頑張(がんば)っています。お休みの日は掃除(そうじ)を良くしています! 

※このページに書いてある内容は取材日(2008年04月10日)時点のものです

仕事人記事

公演こうえんの計画を立て、進めていく

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わたしは東京フィルハーモニー交響こうきょう楽団がくだんの一員として、楽団がくだん公演こうえんを成功させるための計画を立て、それを進めていく仕事をしています。具体的には、話し合いをしながら公演こうえん内容ないようを決めていく、公演こうえんの会場や日程にっていを決める、練習のスケジュールを調整する、そして公演こうえん開催かいさいされるまでの様々さまざま変更へんこうや要望に対応たいおうするという仕事です。わたしたちの楽団がくだんは約160人もの楽員が所属しょぞくする大きな楽団がくだんですので、オーケストラの公演こうえん、オペラやバレエでの演奏えんそうを合わせて、1年間で360回以上もの公演こうえんを行っています。

 

調整、調整。

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公演こうえんを開くことが決まると、依頼主いらいぬし様々さまざまな要望を聞いた上で、まずは公演こうえんの会場と日程にっていを決めます。それから、オーケストラの練習日程にっていを決めます。練習に必要な時間は公演こうえん内容ないようによってことなるのですが、1日4~6時間の練習を1~3日間です。これらの日程にっていは、公演こうえんの1年も前から決めておくことが多いんですよ。目的にあった曲目を具体的に決めて、指揮者しきしゃやソリスト(1人で演奏えんそうする人)を決めます。チケット販売はんばいやチラシ制作せいさくなどは他に担当者たんとうしゃがいるので、おたがいの状況じょうきょう確認かくにんしながら協力します。演奏会えんそうかいが近づくころには、全体の進行表を作ります。この進行表はとてもくわしい分単位の進行表。これを見れば本番の舞台ぶたいの具体的な動きが想像そうぞうできるくらいです。しかし、この進行表は当日まで少しずつ変更へんこうが加えられます。より良い公演こうえんにするために、いろいろな人から、いろいろな要望が出てくるので、その要望を実現じつげんできるように、公演こうえんの直前まで調整を続けることがわたしの仕事です。

 

話し合うことでイメージを理解りかいする

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「会社の50周年を記念するコンサートを開催かいさいしたい」「外国との友好関係を記念するコンサートを開催かいさいしたい」など、様々さまざま依頼いらいがあります。依頼いらいを受けて行うコンサートでは、依頼主いらいぬしおもえがいているコンサートのイメージをしっかりと理解りかいすることが大切です。例えば、「楽しいコンサートをお願いします」と言われた時にも、しっかりと話し合って初めて、どういう「楽しい」をイメージされているのかが分かります。さらに、どの曲を選ぶか、どういった順番で演奏えんそうするかを具体的に話し合っていくことで、依頼主いらいぬしおもえがいているコンサートが具体的な形になっていきます。始めははっきりしなかった形がどんどん具体的になり、最後に、わたしたちが考えた内容ないよう依頼主いらいぬしのイメージにピタっ!とはまった時は「やった!」という気持ちですね。

 

いてみたい、見てみたい」を形に

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依頼いらいを受けて行うコンサートだけではなく、わたしたちが企画きかくして行うコンサートもあります。わたしが自分たちの公演こうえん企画きかくを考える時には「自分もこういうのをいてみたい、見てみたい」という気持ちを大切にすることを心がけています。昔は、公演こうえん内容ないようにはある程度ていど決まった構成こうせいがあったのですが、最近は、ある作曲家の曲をたくさん演奏えんそうする構成こうせいにしたり、序曲じょきょくという種類の曲ばかりにしたり、人気の曲をならべてみるなど、いろいろな選択肢せんたくしがあります。曲目だけではなくて、「楽器にれてみよう」というイベントや、音楽をより理解りかいする・楽しむための「プチ授業じゅぎょう」というイベントも行っているんですよ。

 

公演こうえんの成功を感じる瞬間しゅんかん

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わたし舞台ぶたい演奏えんそうはしていませんが、音をとどける、いてもらう環境かんきょうを作る仕事をしていますので、その日の演奏えんそうを行っている一員だと思っています。わたしは、公演こうえんきに来てくださった方が帰る様子をなるべくロビーで見るようにしているのですが、演奏えんそう素晴すばらしかったという理由で、曲を口ずさみながら帰られる様子を見かけたときには、演奏者えんそうしゃと同じようにうれしい気持ちになります。自分が選んだ曲について「良かった」という声が聞こえた時もうれしいですし、「あのCDを買おうかしら」という会話が聞こえたときも、この公演こうえんに関わった全ての人たちの気持ちが一つになったようで、本当にうれしいですね。

 

リコーダーがうまくけるとスタンプがもらえる

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小学校5年生の音楽の授業じゅぎょうで、リコーダーで間違まちがわずに曲の最後までけるとスタンプをしてもらえる、というのがあって、最初は全然うまくけなかったのですが、ある日突然とつぜんうまくけるようになったんです。何かコツがわかったのかもしれませんが、とにかくそれでスタンプがもらえるようになって、教科書にスタンプがたくさんならんだんです。それでリコーダーをくのが楽しくなりました。中学校からは吹奏楽すいそうがく部に入ってトランペットをいていました。そして、大学3年生の時、知り合いにさそわれて楽器を運んだりするアルバイトを始めたのがきっかけで、プロの吹奏楽すいそうがく団体だんたい所属しょぞくして働くことになったのです。その最初の仕事では、なんと小学校5年生の時の音楽の先生と再会さいかいもしました!それをきっかけに今も手紙のやりとりをしているんですよ。

 

「静かな子だね」

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子どものころは、おとなしくて、あまり話さない方でした。わたしの両親が礼儀れいぎ作法などにきびしかったので、さわがずにだまっていないといけないと思っていのかもしれません。だから、いつも「静かな子だね」と言われていました。


 

興味きょうみを持ったらすぐに行動しよう!

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学校から演奏えんそう依頼いらいされることもあるので、学校に訪問ほうもんして前で話をする機会が時々ときどきあるのですが、その時にはわたしは必ず「興味きょうみを持ったら、すすもう」と話しています。例えば、演奏えんそうに使われていた楽器が面白いと思ったら、すぐに先生や演奏えんそうしている人のところへ行って、いろいろと聞いてみる。つまり、何か行動をすぐに起こしてみるということです。子どものころは、人生は長いから後でいいか、と思う人もいると思うのですが、人生は一度だけなのです。そのチャンスは、人生において1回しかないのかもしれません。1つ1つのチャンスを活かして、やりたいと思ったことをまずやってみる。そして、夢中むちゅうになるものを見つけて、今すぐできることから取り組んでほしいと思います。

 

取材・原稿作成:あしたね取材チーム

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