プロフィール
| 生まれ |
1988年 |
| 子供の頃の夢 |
デザイナー |
| クラブ活動(中学校) |
美術部 |
| 働いている地域 |
静岡県 |
出身地 |
静岡県 |
| 仕事内容 |
輸入雑貨を販売する |
| 自己紹介 |
気まぐれで自由な人間です。人と接することが好きです。休日はドライブをしたり、自然に囲まれて過ごすことで気分転換をしています。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2010年11月09日)時点のものです
仕事人記事
輸入雑貨を販売する

私は輸入雑貨を扱うお店で、販売の仕事をしています。お店の商品やその原料は、どれも「フェアトレード」という方法を使って輸入した物です。お店では洋服やアクセサリー、飴・クッキーなどの食品、それからカートカン飲料『浜松珈琲』などを取り扱っており、これらを小学校の教室の半分くらいの広さがある店内に陳列しています。お店は住宅街の一角にあり、お客様は、散歩の途中で訪ねてくださる方や、仕事帰りに立ち寄ってくださる方が多いです。お店では私を含めて5人の店員が交代で働いていて、私は、接客や仕入れた商品の確認・陳列、他にもホームページの更新などの仕事をしています。

朝10時40分頃にお店に到着したら、お店の軒先に商品を並べ、店内を掃除します。11時に開店して、お客様がお店に来られている間は、商品の説明をしたり、お客様に似合う洋服を提案したり着こなしのアドバイスをしたりします。お客様が来られていない時間には、仕入れた商品を箱から出して数を確認する、商品を袋詰めして陳列する、品切れになった商品の注文の準備をする、商品の写真を撮ってホームページに掲載する、インターネットから注文された商品を送るなどの仕事をしています。19時になったらお店を閉め、陳列棚や床など店内を掃除し、一日の売り上げのメモを帳簿にきちんと記録して仕事を終えます。
フェアトレードは身近な国際貢献

「フェアトレード」とは、商品を海外から輸入する際の考え方の1つです。普通会社が貿易をする時は、消費者に商品をより安い値段で売るために、生産者から少しでも安く商品を仕入れようとしますが、フェアトレードでは、商品の値段が少し高くなったとしても、発展途上国の生産者に対して、質の良い商品を作る費用に十分見合う金額を支払います。こうすることで、生産者の生活を支援でき、消費者としても安心して質の良い商品を手に入れられます。フェアトレードの仕組みは日本ではあまり知られていないので、お客様の接客をする際は、お買い物を通じて気軽に国際貢献ができることをご説明すると同時に、オーガニックコットンを使った洋服の肌触りの良さや、無農薬栽培の食品の安全性など、商品自体の魅力も十分に伝えるようにしています。

私が仕事をする上で大切にしていることは、常に商品の勉強をするということです。お店の商品は季節ごとに新しくなるので、新しい商品について私たち店員が知識を持っていないと、お客様に商品の魅力をお伝えすることができません。商品の生産国や生産者の方、それから素材・取り扱いの注意点など、勉強すべきことはたくさんあります。食品の場合は、自分で味を確認することもあります。例えば、紙製容器のカートカンに入った『浜松珈琲』を実際に飲んでみると、金属製の缶の臭みがないことに気づき、お客様により分かりやすく美味しさをご説明できるようになりました。

この仕事のやりがいは、フェアトレードの仕組みを使って商品を販売することで、商品を生産している世界の人とつながりを持つことができ、さらにその方々の生活の支援もできる点です。お客様が商品をとても気に入ってくださり、お買物を済ませ笑顔で帰って行かれる瞬間を見ると、商品を作る人と買う人、双方が幸せになるためのかけ橋になれているのかなと思い、とても嬉しいです。また、フェアトレードの商品は手作りなので、全ての商品に作った人の心がこもっています。商品をお客様にお渡しすると、その心までもお届けできているような気がして、あたたかい気持ちになれることもやりがいの一つです。

小学生の頃は、放課後になると毎日のように学校の裏の公園に行き、日が暮れるまで遊んでいました。探検をしたり、木の実を取ったり、小川で遊んだりと、とても楽しかったことを覚えています。そういった自然との触れ合いの心地良さが忘れられず、大人になった今でも、よく友達とピクニックや散歩に出かけています。自然と触れ合うことは心のリフレッシュになると思います。特に、何か悩みがある時や心が疲れている時などは、自然が力を分けてくれるような気がします。

大学で世界の文化について学んだことがきっかけでフェアトレードに興味を持ち、この仕事を始めました。私たちが一人でできることは限られてしまいますが、一人が十人になり、百人になり千人になり…と団結して広がっていったら、その力は無限大です。フェアトレードにはそうやって世界を変えられる可能性があり、ぜひ私も世界を変えるお手伝いをしたいと思いました。私だからできることと、多くの人数だからできること、その両方の良さをこの仕事では発揮できると思います。

毎日ご飯を食べられること、勉強ができること、友達と遊べることなど、みなさんにとって当たり前の毎日が、当たり前ではない国が世界にはたくさんあります。だから世界を助けよう、と思うことも大切ですが、まずみなさんは、自分の今の生活のすべてに「ありがとう」の気持ちを持って過ごしてみてください。そうすると、ぐっと視野が広くなり、人と支え合うことの大切さにも気付くことができると思います。そして、「ありがとう」の気持ちをくれる周りの人たちのために自分ができることを考え、それを実行していくことが、世界を助ける一歩になるのだと思います。
取材・原稿作成:あしたね取材チーム
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