プロフィール
| 生まれ |
1978年 |
| 子供の頃の夢 |
幼稚園の先生 |
| クラブ活動(中学校) |
バレーボール部 |
| 働いている地域 |
神奈川県 |
出身地 |
栃木県 |
| 仕事内容 |
リハビリ病棟で患者さんを看護する |
| 自己紹介 |
休日は家族と出かけたり、友人を家に招いたりして過ごしている。明るく前向きだが、悩むとかかえ込む性格。趣味はヨガや筋トレなど、体を動かすこと。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年08月14日)時点のものです
仕事人記事
リハビリ病棟で患者さんの心身の回復を助ける

私は川崎市にある総合川崎臨港病院の回復期リハビリテーション病棟に勤務しています。大きな病気や怪我の治療を受けるために入院された患者さんが、手術などの急を要する治療を終えた後、筋力低下や麻痺、関節が十分に動かないなど、元の生活に戻ることが難しいときに回復期リハビリテーション病棟に移ってこられます。ここでは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など医療の専門技術を持つ人とチームを組んでリハビリの計画を立てます。そして患者さんが日常の生活動作(起きる、食べる、歩く、トイレに行く、お風呂に入る)をできるだけ自分で行えるように練習を行いながら、心身ともに回復した状態で家に戻れるように援助していくのです。

私の勤める病院は日勤と夜勤の2交代制です。夜勤の日は15時半ごろに出勤して、患者さんが夕食後や寝る前、翌朝に飲む薬の準備をします。その後、日勤の看護師から患者さんの昼間の様子を聞き、17時頃からは患者さんに「今日は私が夜勤を担当します」と挨拶をして回ります。その後、夕食の時間ですので、リハビリも兼ねて患者さんを食堂へ誘導し、食事や歯磨きのお世話をします。その後、私も夕食をとり少し休憩です。それから、患者さんをトイレへ誘導し、おむつの交換をします。21時の消灯になると患者さんの記録を付け、カルテや看護記録をチェックします。消灯後は1時間ごとに患者さんの様子を見回り、0時・3時にはおむつチェックを行います。朝6時になると、患者さんの体温や血圧などを測り、おむつ交換やトイレ、必要な方には注射をします。8時から朝食のお世話と薬を配り、8時30分に日勤の看護師へ引継ぎます。

私の勤める病棟は、患者さんの担当看護師が決まっている完全受け持ち制で、看護師1人が5~6人の患者さんを受け持っています。患者さんとの信頼関係が何より大切ですので、患者さんが私を受け入れやすいように接し方、話し方には気を使います。また、患者さんの年齢も性格も様々ですので、会ってすぐに打ち解けることが難しい場合には、今日質問したいなと思っても次の日にするなど、じっくり時間をかけることもあります。いつも患者さんに声をかけ、表情を見て「いつもよりも少し元気がない」など、ささいな変化に気づくことも大切です。
患者さんの今後の生活を支えるために何度も会議

日勤の日は午後に会議があり、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、保健師と患者さんのリハビリの状況を確認しながら、患者さんがよりよい状態で退院できるようにするためには、どうしたらよいかを話し合います。また、患者さん本人や家族の方とも話し合う時間を設けて、患者さんが今不安を感じていることを聞き、退院後の生活に備えて、自宅のどこに手すりをつけるか、ベッドをどこに置くかなどを相談します。退院後に患者さんの訪問介護を担当する人や、家の工事を行う会社の人と一緒に話し合うこともあるんですよ。
患者さんと共に回復していく喜びを感じる

看護師という職業は大変なことも多いですが、患者さんと共に回復していく喜びを感じられとてもやりがいがあります。また、患者さんやご家族の方との関わりがとても深い仕事ですので、患者さんが退院される時に手を握って泣きながら「ありがとう」と言って頂けることや、退院後にご家族の方から「介護は大変だけど、こんなこともできるようになった」と言って頂けることもあります。一方で、どんなに努力をしても患者さんの体が自分で思うように動かせないままでいることや、なかなか患者さんに心を開いてもらうことができないこともあり、仕事の難しさを感じることもあります。でも、自分が日々努力を重ねて一生懸命でいれば、少しずつよい方向に向かっていけると信じています。私は結婚と出産で仕事を休んでいましたが、病院内にも保育室があることや、夫や同僚に協力してもらえることで、復帰して仕事を続けることができています。
高齢化が進む日本では老人看護が重要になる

私は、幼い頃からピアノを習っていたり、小さい子ども達の面倒をみるのが好きだったので幼稚園の先生になるのが夢だったんです。でも、中学3年生になって進路を真剣に考え始めた頃に、高齢化が進む日本では老人看護が重要になると思い、衛生看護科のある高校に進みました。高校2年生の病院実習では、脳梗塞で体の右半身が麻痺して言葉が話せない患者さんを受け持ち、とまどいながらも、患者さんが気持ちよく過ごせるよう、声をかけながら体を拭き、髪を洗いました。そして最終日。患者さんに、涙を流しながら「ありがとう」と言われたんです。未熟な私にも感謝してもらえたことと患者さんの笑顔に、どんなに苦しくても頑張ろうと思いました。専門学校に進んでからも病院実習は本当に大変で、レポート作成のために眠れない日も続きましたが必死に取り組みました。

私の両親は共働きだったので、祖母が幼稚園の送り迎えや遊び相手をしてくれていました。思い返せば、私が遊んでいる場所には近所のおじいちゃん、おばあちゃんが何人もいました。体を動かすことも好きだったので、幼稚園の頃から体操クラブに通っていました。勉強はあまり好きではなかったのですが、バレーボール部で鍛えた体と短期集中で頑張るパワーでテスト勉強や試験勉強を乗り切りました。
色々な人と接して、心が豊かになる毎日を

友達や家族の人と会話をする時間が、ゲームやインターネット、テレビにとられている人が多いように思います。話す機会が減ってしまった結果、周りに自分の気持ちをしっかり伝えられない子も増えているのではないでしょうか。人とたくさん話をすることって、大人に成長していく中でとても大切なこと。友達はもちろん、近所のおじいちゃん、おばあちゃんから昔の話を聞いてみるのも新たな発見があって面白いと思いますよ。色々な人と接して、心が豊かになる毎日を送ってほしいです。
取材・原稿作成:あしたね取材チーム
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