プロフィール
| 生まれ |
1971年 |
| 子供の頃の夢 |
プロ野球選手 |
| クラブ活動(中学校) |
野球部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
税に関わる書類を作り、相談に乗る |
| 自己紹介 |
根気強く諦めずにやる性格。休日は、子ども達と遊ぶかゴルフをやっています。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年07月24日)時点のものです
仕事人記事
確定申告書の作成、税金の相談など

税理士の仕事は、税務書類の作成・税務代理・税務相談に大きく分けられます。まず、税務書類の作成とは、税務署に提出する確定申告書を納税者に代わって作成することです。確定申告書は、個人では3月15日までに提出しなければいけません。また、会社は自分たちで決算期を決めることができるので、各会社の決算月に合わせて、私が申告や申請の代理をしています。決算とは、会社が1年間に一度期間を区切り、収入と支出がどれだけあったか計算することです。例えば3月が決算月であれば、前年の4月から当年の3月までの1年間分を2ヶ月後の5月に申告しますが、3月31日の決算日に帳簿(おこづかい帳や家計簿のようなもの)の内容を見て、会計のルールや税法に合っているかどうか、帳面と領収書や請求書などが合っているかどうか確認します。また、税金の相談として贈与税や相続税の申告相談のお手伝いなどもしています。他には税務調査の立会いという仕事があります。税務調査は高松の国税局からの調査や税務署からの依頼で行うものですが、すべての会社が税務調査の対象ではありませんので、立会いがある会社とない会社があります。西条市には34名の税理士がいます。

私は1週間単位で区切って仕事の計画を立てていますが、週末にだいたい次の週の予定を決めています。月曜はよく電話がかかるので事務所にいますが、それ以外は前の週の金曜に立てた計画にそって仕事を進めています。税務書類作成の仕事では、決算月を迎えた各会社の流れに応じて処理をします。予め各企業さんに帳簿をつけてもらい、パソコンで会計のソフトを使ってもらっているので、経理の担当の方が帳簿の内容をパソコンに入れてくれています。私はその内容がきちんとあっているか確認をします。会計のデータが正しければ、そのデータを事務所に持ち帰り、事務所で会計のデータを申告書に置き換える作業をします。企業さんの規模やどのくらい協力していただいているかによって違いますが、1件につき5日~3週間くらいかかります。税務調査の立会いは月に2、3件あり、合わせて1週間くらいかかります。また、月に1、2回企業さんを訪問するようにしています。企業さんの疑問や質問が違うので、解決するために必要な資料や情報も準備しています。

大変なことは、ここ数年、税のルールの変化が早いので、その変化の内容をお客さんに知らせることです。変化したルールに当てはまる会社と当てはまらない会社があるので、それぞれの会社にあった提案をする回数が増えています。そして、景気が悪くなって会社のお金の調達が前よりも難しくなりました。そのために、銀行へのお金の流れを書いた帳面や、表などを作成することが多くなってきました。3月にある確定申告の時期は遅くまで仕事をしていて、休みがあまり取れません。決算が多い3月や9月はとても忙しいです。

仕事でお会いする会社の社長さんとは年齢が離れていますが、向かい合って話すことができることはやりがいを感じます。また、会社の方向性などを決定する場に参加できることは充実感があります。もし、誤った提案をしてしまったら、相手の会社が間違った方向に進む可能性があるので、慎重に提案しています。お客さんが新しくマンションやアパートを買う場合、10年間くらいの返済計画を立てます。そのお手伝いをしていて、計画がうまくいったと感謝されるとうれしいです。様々な業種の方とお話ができるので色々な情報が入ってくることは良いことだと思います。

お客さんとの信頼関係を築いていくことを大切にしています。勉強してきたことを押しつけるのではなく、お客さんの意見も取り入れながら、結論を出すようにします。信頼関係を築くために、毎月企業さんを訪問し、決算の時には報告にも行きます。1つのことに対して、いくつかの答えがある時にはきちんと伝えるようにします。お客さんから意見をもらうことは少ない仕事だと思いますが、お客さんにも不満はあると思いますので、その不満にも気づけるようにしたいと思っています。仕事で子どもたちと接する機会はほとんどありませんが、年に2回くらい『租税教室』の講師をしていて、税金の使われ方や税理士の仕事などについて、小中学校に行って説明をしています。小さい時から『租税教室』をしていると税に関心が出ていいかなと思います。

大学の時に、社会に出ることに不安があり、何かを勉強して身につけておかなければならないと思いました。父が自営業をしていたので、税や会計は経営者として必要なことで、自分もやってみようと思いました。専門学校に2年間通い、その後会計事務所で仕事をしながら夜間の専門学校に行きました。年に1回国家試験がありますが、5科目の受験科目をすべてクリアしなければなりません。試験に合格するとともに2年間実務経験を積んでから、登録申請して税理士の資格を得ることができます。私の場合、周りに税理士を目指している人が多かったことが、自分のプラスになったと思います。

子どもの頃は野球選手になることが夢で、小学2年生から野球をしていました。家の中で何かをするより、体を動かすことが好きでした。だから外でずっと遊んでいましたね。家でおとなしく座っていることがなく、どこにいるのか親はよく探していたようです。その頃から考えると、自分も親も今の仕事に就いているとは、想像がつかなかったと思います(笑)。やりたいことはやってきましたので、自由奔放に育ちましたね。

自分がやりたいこと、好きな科目など何でもいいので、自分がまっすぐ進める道を見つけて努力を惜しまないようにして欲しいです。そしてたくさんの人と話をして、自分が好きなことをしてください。色々な経験をしてもらいたいです。税理士の仕事は、企業さんの一番大事な部分を任せてもらっています。責任感が強い人には、この仕事が向いていると思います。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
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