プロフィール
| 生まれ |
1985年 |
| 子供の頃の夢 |
シェフ・調理師 |
| クラブ活動(中学校) |
剣道部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
患者さんに適した食事を考える |
| 自己紹介 |
負けず嫌いで頑固です。何にでもチャレンジすることが大好き。休日はゆっくり料理を作っています。 |
※このページに書いてある内容は取材日(2009年11月25日)時点のものです
仕事人記事

私は病院に勤める管理栄養士として、200名以上の入院患者さんの「給食管理」と「栄養管理」の仕事をしています。給食管理とは、給食会社さんが調理してくださる食事が安全か、また患者さんの状況に相応しく、美味しく作れているかなどを確認することです。栄養管理とは、入院患者さんがきちんと食事を摂れているか、栄養状態が良いかを管理することです。骨折などで入院されている患者さんには「一般食」を出しますが、食事療法の必要な患者さんには「特別食」と呼ばれる食事、例えば糖尿病の方にはカロリーが制限された食事、心臓病の方には薄味の食事、腎臓病の方にはたん白質を控えた食事などを出します。病院には3名の管理栄養士がいて、毎日最低1名以上が仕事をしているので、休みは月に8~10日ほどです。

毎日の勤務時間は、朝食を出し終わった後の朝8時30分から17時15分までと、朝9時30から夕食を出し終わった後の18時15分までの交替制です。栄養管理の仕事では、患者さんが入院されたら、まず入院された理由や食事の内容・患者さんの栄養状態についてカルテなどから調べて書類に記入し、直接患者さんからもお話を聞きます。長期入院されている患者さんは、体重変動や血液検査の結果・食事の量などを見て栄養状態を評価していきます。飲み込む力が弱い患者さんには、食事をミキサーにかけてムースやペーストにして出していて、食事中に様子を見に行き、うまく食べられていない場合には、その人に合った食事を看護師さんや先生と相談することもあります。また年に2回嗜好調査をして、病院の食事に対する意見や要望を聞いて取り入れています。少しでも喜んでもらえる食事を出せるように心掛けています。また、入院・外来患者さんを対象に栄養指導を行なっていて、食べ物の模型を使った説明が好評なんですよ。

患者さんに新しい情報が伝えられるように、またより良い指導ができるように勉強することは大事なことです。健康食品がテレビや雑誌で紹介されたり、健康番組がブームになったり、情報が溢れています。患者さんからも食べ物に関して色々な質問をされるので、正しい知識を患者さんに伝えられるようにしなければいけません。また患者さんに料理のアドバイスができるよう、家で簡単に作れる料理を研究することもあります。治療のことだけでなく、食べ物や食に関することなら何でも答えられる栄養士になりたいです。

患者さんから「食事が食べられるようになった」「食事が楽しみ」と言われることを目指しています。患者さんに合った食事内容を提案して、「ほとんど食べられなかった食事が食べられるようになった」と感謝された時はとても嬉しく思いました。食事が治療の助けになったり、患者さんの笑顔が見られたりすると嬉しいですね。現在の仕事では、患者さんと1対1で話したり、患者さんのご家族と対話したりすることが多く、複数の方に対する指導はまだ行なっていませんが、今後そのような機会があれば挑戦してみたいと思います。それまでに色々なことを勉強して、経験を積んでいきたいです。

仕事をする時は、相手の立場になって話をするようにしています。間食をしないことを守れない患者さんがいますが、「それはダメ」と言うのではなく、話を聞いて理解してあげることが大切だと思います。そして、患者さんにストレスが掛からないような改善方法を一緒に考えるようにしています。おやつにお菓子が食べたい患者さんには、乳製品や果物を提案したり、急に止めることは難しいので少しずつ減らしていったり、カロリーが少ないものを選んだり…。患者さんに気軽に相談してもらえるような信頼関係を築いていければと思います。

この仕事を選んだ理由は、料理が好き!ということが一番の理由ですが、最初に興味を持ったのは、高校生の時です。管理栄養士としての職場は、学校・保健所・給食会社などたくさんありますが、その中でも病院は厳しい職場と言われています。しかし、私は自分を磨きたいという思いがあったので病院を選びました。管理栄養士になるためには、管理栄養士養成大学へ行って、卒業後に国家試験を受けます。私の住んでいる四国では、徳島に学校があります。ただ、働きだして思ったのですが、学校で習ったことと現場での仕事は全く違いますね(笑)。患者さんへより良いアドバイスをするためにも、食べることに興味・関心を持つことが大切です。

小さい頃から、お菓子作りや料理を作ることや、手芸が好きでした。基本的なことは母に教えてもらっていましたが、小学校の高学年になると本などを見て作っていました。大学生の時はパンを習いにいきました。あと、スポーツも好きで保育園の時から始めた剣道は今でもしていて、昇段試験に合格できるように練習しています。子どもの頃の夢は料理人でした。今の仕事はその頃の夢とは違いますが、食に関わる仕事という点は同じなので楽しいです。友達が多く、話をすることは好きでしたね。

皆さんには、夢中になって何かをやって欲しいです。スポーツ・勉強・趣味など何でも良いので自分が好きなことで夢中になれることを見つけてください。大人になって直接仕事や生活に結びつかなくても、一生懸命頑張ったこと、努力したこと、その経験が自分の財産になります。あと、好き嫌いなくバランスの良い食事をとってください。管理栄養士という仕事は、皆さんにも是非挑戦してもらいたい職業です。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤
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