
| 生まれ |
1975年 |
| 子供の頃の夢 |
漫画家 |
| クラブ活動(中学校) |
合唱部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
市場で野菜を販売する |
| 自己紹介 |
マイペースだけど負けず嫌い。問題にぶつかると燃えるタイプ。時々一人で背負い込みすぎて周りが見えていないことがある。暇ができたら友達とカラオケに行ったり中国語の勉強をしたり運動したりする。宝物は家族と友達。 |

※このページに書いてある内容は取材日(2008年06月05日)時点のものです


私は、全国から集まってきた野菜や果物を競りにかけたり自ら値段を決めて売る仕事をしています。競りとは、多くの買い手に値段をつけさせて、一番高い値段をつけた人に売る方法です。会社自体が地方市場ということで、地域のスーパーや八百屋・果物屋さんが買いに来ます。私の会社では、果実・野菜・花の競りをしています。部署は、蔬菜部・果実部・花き部・商事部・電算部(パソコン関係・事務処理)・会計・総務・があります。
毎日の競りが私の仕事!外国にも仕事に行きます

私は蔬菜部という野菜の部署にいて競りの準備をします。7時から競りが始まるので準備が間に合うように、私は5時半に来ています。朝が早いことはがやっぱり大変だなぁ、と思うことがありますね。競りが始まると、私は競りをする人の隣で、伝票に金額と競り落とした人の番号と数量などをすばやく書いて、品物と照らし合わせてお客さんに振り分けます。競りが終わると事務所に帰って、お客さんが買った品物に対して代金を請求するための伝票を書きます。そして次の日の準備をして、蔬菜部の仕事は終わりです。私は蔬菜部での仕事の他に、四国の野菜や果物を海外に売る貿易の仕事もしています。台湾などで開かれる日本食品の展示会に出展して、「四国の野菜や果物を、たくさんの台湾の人にも食べてもらおう!」という取り組みに挑戦しています。また、タイのバンコクにも行き、『なると金時』(さつまいもの一種)を売ったこともあります。このように、海外のバイヤー(買う人)とやりとりをしながら四国の物をアジアを中心とした海外に向けて売る仕事もしています。

貿易のことでは、なかなかバイヤーと実際の契約に結びつかなかったり、取引につながらなかったりします。そういう時は、何度も電話をしたり、時には中国語で電話をしたり、ファックスを送ったり…。運送会社さんとも金額や運賃などの計算をして、何度もやり取りをしたのに、「やっぱり高いから無理だ」と言われたこともあります。都会に比べて、四国から海外に輸出するには輸送の便がまだあまりよくないので、なかなか取引の結果に結びつきません。国境を越えて販売をすることも大変だなと思いました。

この仕事の魅力は、たくさんの知り合いができたことです。貿易の仕事に関わることになってから、市場のお客さんだけでなくアジアを中心とした海外の企業さんなどとも、知り合いになれたことが嬉しいです。私の目標は、四国の食べ物を海外の人に食べてもらいたいということです。いろんな壁が出てきても絶対その目標に向かって頑張ろうと思うことで、一つ一つくじけずに自分が成長しているというのが分かるので、この仕事をしてよかったなぁと思います。その他にも、生産者の方に会えるのも嬉しいです。野菜や果物を作ってきた苦労や喜びを聞くことで、私自身の商品への愛情や生産者の方に対しての気持ちを深くすることができます。私が生産者の方に会いに行って、話を聞いたり、海外の状況をお話しすると、喜んでくれたり、元気になってくれたりするので、力になれているなぁと思える事が仕事上のやりがいです。

大切にしていることは、誠実に仕事に取り組もうということですね。失敗をすることもあるけれど、失敗したときに誰かのせいにするんじゃなくて、まずは自分自身が悪かったと理解しようと思いながら仕事をするようにしています。簡単なことではありません。その時その時で腹が立つこともあるし、文句を言いたいとも思い、直接言ったこともありました。しかし、文句を言うたびに反省するということが多かったし、今は、周りの人とのつながりを大事にしたいと思うので、ひとつひとつ誠実に仕事をすることを大切にしています。

コンピュータを使いたくてこの会社に入ったので、最初は事務の仕事だけをしていました。実は、最初から貿易・市場・食品の仕事をするとは思っていなかったんです。でも、「いつかは海外の仕事をやりたい」という気持ちもありました。ある時、会社の中で中国語や貿易について勉強できるチャンスがきて、私は「これだ!」と思ってチャレンジしました。辛いと思ったこともあったけど、努力することで夢を叶えることができました。今後は市場で営業をするなら、私はベジフルマイスター(野菜や果物に詳しくなる資格)を持ちたいです。貿易の仕事や、海外の人に品物の説明をするためにも、この資格を持ちたいと思います。この仕事に絶対必要な資格はないけれど、競りをする人は競りの資格があります。語学(英語や中国語)も勉強しておくべきだと思います。貿易の資格等もあるので、そういったことに挑戦してみたら良いんじゃないかなと思います。

子供のころは、そんなに目立つようなことはなかったんですが、男の子に間違われるほど活発な子どもでした。絵を描くことが好きだったので、漫画家になることが夢でした。勉強は好きではなかったので、まさか将来中国語を勉強するとはその頃に思っていませんでしたね。ジャッキー・チェンが好きで、言っていることはわからないんですが、カンフー映画も好きでした。中国語の旅行会話集のような簡単な本を買って、マネをしたりしていました。部活動は、中学校の時は合唱部と水泳部で、高校の時は美術部とダンス部に入っていました。運動は苦手だったのですが、克服したくて文化系と体育会系両方に入っていたんです。

みなさんは、たくさんの可能性を持っているので、どこでどんな芽が出るのかわかりません。今のうちにたくさん勉強をしたり、友達を作ったり、本を読んだりして、いっぱい自分の世界を広げていってほしいです。語学の勉強も楽しくできる時期だと思います。学校の勉強だけじゃなくて、もっとたくさん友達を作っていろんな話をしたりすることで、コミュニケーションをとったりしてほしいです。そして、夢を持っていてほしいと思います。
取材・原稿作成:平成20年度西条高校職場体験実習生 岩井・吉岡